材料科学データベースMPDSのアカウント種別
更新日：2024年12月17日
材料物性データベースMPDS では、PAULING FILEの30万件を超える査読付き論文情報を中心に、プロジェクトチームオリジナルの第一原理計算の結果、機械学習の結果が登録されています。
ログインなしでも最低限の機能はご活用いただけますが、無料のアカウント登録をすることでGUI機能を便利にご活用いただけます。更に、有料のご契約を頂くことでデータサイエンスの肝となるプログラムアクセス（API)機能をご活用いただくことが可能です。
本記事では、アカウント種別と閲覧できるデータの種類について説明します。
アカウント種別
MPDSには大きくわけて以下のアカウント種別があります。
(1) ゲストアカウント
(2) オープンアクセスアカウント
(3) GUI アクセスアカウント
(4) API アクセスアカウント
ゲストアカウント、オープンアクセスアカウントは無料でご利用いただけますが、GUIアクセスアカウント、APIアクセスアカウントは有料となります。価格はこちらをご覧ください。
ゲストアカウント
アカウント登録なしでも、GUIでMPDSをご利用いただくことができます。
オープンアクセスデータのGUIアクセスのみが可能となります。
※オープンアクセスデータとは
MPDSのオープンアクセスデータは、MPDS全データの5%以下の一部のデータで、どなたでも読み取りも可能な科学データとなっていますが、データの所有者はライセンスの許諾者であり、著作権所有者もライセンス許諾者です。
以下のMPDSデータが対象となっています。（GUI検索結果には鍵が開錠されたマークが表示されます。）
(a) cell parameters - temperature diagram, cell parameters - pressure diagram というキーワードで検索されるデータ（約6000件）
(b) AgとKの両元素を含む化合物の全データ（約250件のデータ）
(c)あらかじめ選択された二元系化合物のデータ（約10万件のデータ）
(d）機械学習により自社で生成した全データ（約90万件）
(e) 第一原理計算により社内で作成された全てのデータ
MPDSのオープンアクセスデータはCreative Commons Attribution 4.0 International license (CC BY 4.0) の下で公開されています。
オープンアクセスアカウント
無料のアカウント登録をしていただくと、上記のオープンアクセスデータについて、GUIのみでなくAPIでもアクセスすることが可能となります。
また登録されている構造をmy dataとして登録し、追加のシミュレーションを行うことも可能です。
GitHub, ORCID, LinkedInのアカウントをお持ちの方はmpdsのサイトからご自身でオープンアクセスアカウントをご登録いただけます。方法については別記事にて紹介しております。どのアカウントもお持ちでない方は、弊社までご連絡ください。
APIの利用方法については公式のAPI利用ページならびjupyter notebookのチュートリアルドキュメントをご覧ください。
※無料ライセンスでアクセス不可なデータへアクセスした場合、以下のように402のエラーとともに、Sorry, your subscription plan does not include full access to these data. と表示されます。
GUIアクセスアカウント
GUIアクセスアカウントをご契約いただくと、GUIでMPDS全データへのアクセスが可能となります。また、オープンアクセスアカウントと同様に、オープンアクセスデータのみに対してAPIの利用ができます。
APIアクセスアカウント
APIおよびGUIでMPDS全データへのアクセスが可能となります。
以上がMPDSのアカウント種別となります。
ご不明な点がございましたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。
最後に
本稿では、材料科学のデータサイエンス向けプラットフォームMPDSについて、アカウント種別ついて紹介しました。アカウント登録方法、APIキーの取得方法についてはこちらの記事を、登録データのカテゴリ詳細と検索方法についてはこちらの記事をご覧ください。今後、MPDSの活用方法について順次公開予定です。
Cliffhunger株式会社は、日本国内唯一のMPDS代理店として、導入、活用のサポートを実施しています。また、Data Alchemist プロジェクトとして、貴社のデータサイエンスを更に加速させるコンサルティングサービスを展開しています。ご興味のある方は以下までお問い合わせください。
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